子どもの癇癪で、毎日ヘトヘト…そんなことありませんか？
「この子、どうしてこんなに気持ちの切り替えが難しいんだろう…」
「私の対応が悪いのかな…？」
そんなふうに思いながら、私も息子の癇癪に毎日悩まされていました。
この記事では、“癇癪を悪化させるNG対応”についてお伝えします。
子どもの癇癪、どうして起きるの？
癇癪（かんしゃく）は、子どもが「自分の気持ちをうまく表現できない」「どうしていいかわからない」と感じたときに起こりやすいものです。
特に発達の特性を持つ子は、
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思い通りにならないときの我慢が苦手
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言葉で気持ちを伝えるのがむずかしい
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感覚の過敏さやこだわりが強い
などの背景があることが多く、感情が一気にあふれて爆発してしまうんです。
これは決して「わがまま」でも「親のせい」でもありません。
だけど日々それに向き合うお母さんたちは、本当に大変ですよね。毎日お疲れ様です。
実は、癇癪を悪化させる“ある行動”があります
それは――
「子どもの要求に応じてしまうこと」です。
たとえば、
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出先で泣かれるのが恥ずかしい…
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早く落ち着かせたい…
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騒がれて周りの目が気になる…
つい、「もう分かったよ！買うから落ち着いて！」と、子どもの言うことを受け入れてしまうことです。
私は何度もやっていました。
私もやっていました…やってしまいがちなNG対応
外出先や忙しいときに限って始まる癇癪。
泣き叫ぶ我が子、冷たい視線、どんどん削られるメンタル…。
そんな中で、私はよくこうしていました。
「もういいから、わかったから、買おう」
「静かにしてくれるなら、それでいいや…」
その場が収まるなら、そうしてしまった方が“ラク”に感じるんです。
でもそれが、結果的に癇癪を強くしてしまっていたと、あとから気づきました。
誤学習がもたらす悪循環とは？
子どもはとても賢く、適応能力も高い！
だから癇癪のたびに要求が通る経験を積むと、
「泣けば通じる」「怒れば思い通りになる」と誤って学習してしまうのです。
一度覚えると、それが“習慣”になります。
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癇癪 → 要求が通る
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もっと癇癪 → もっと通るかも！
こうして、どんどんエスカレートしていくんです…。
私も「今回は特別」「疲れてるし仕方ない」と対応していたけれど、
気づけば、息子の癇癪は激しくなり、日常の中で“譲れない場面”が増えていったんです。
スーパーでのある日の出来事
ある日、息子とスーパーに行ったときのこと。
事前に「今日はお菓子は買わないよ」と約束していたのに、
お菓子売り場で息子は言いました。
買って！お願い！
私が「買わないって言ったよね？」と返すと、
なんで！？買ってよーー！！！
と泣き喚きながら暴れ出す。
まわりの視線も痛いし、正直しんどい。
でも、前回ここで折れたからこそ、今回は我慢しました。
そのときの癇癪はとても激しかったけど、
「ここで応じてしまったら、また次も同じことになる」と思って踏ん張りました。
癇癪を減らす第一歩は「一貫した対応」
癇癪に振り回されないようにするには、
「癇癪では要求が通らない」ということを、根気強く伝えていくことが大切です。
子どもが暴れても、お母さんが折れずに対応する――
それを何度も繰り返すことで、子どもは少しずつ学んでいきます。
でももちろん、毎回完璧にはできませんよね。
心が折れそうな日も、泣きたい日もあると思います。
いいんです。完璧を目指さなくても、毎日の小さな積み重ねの方がずっと大事！
だからこそ、「今できることを、できる範囲でやる」を意識して取組んでほしいです。
癇癪を悪化させないために、今できること
癇癪を減らしていくには、いきなり100点の対応を目指すより、
「1つだけでも変えてみる」という意識が大切です。
たとえば…
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事前に約束を決めて、買い物に出かけてみる
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癇癪の最中は、深呼吸を1回してから返事をする
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騒がれても、少し“無反応”を意識してみる
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癇癪が落ち着いたあとに、「○○できたね」と声をかける
小さなことでも、続けることで必ず変化は見えてきます。
先程もいいましたが、完璧じゃなくても大丈夫。
“お母さんが落ち着いていようとした”その姿が、子どもにはちゃんと伝わっていますよ！
次回は「癇癪時の声かけ・対応のポイント」について
「じゃあどうやって対応したらいいの？」
「どんな言葉をかければいいの？」
そんな疑問にお答えする内容を、次回お届けします。
自分を責めずに、できることから。
一緒に、ちょっとずつやっていきましょうね。
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