「発達障害の子を変えたいと思った私が気づいたこと|“変える”のはまず親だった」

癇癪・感情コントロール

発達障害の子どもを変えたいと思っていた頃の私

発達障害児を育てていると、つい
「この子をどうにか変えなきゃ」
「ちゃんとさせたい」
と思ってしまいがち。

でもね、私は今ならはっきり言える。

相手を変えるのって、無理なんだよね。

これは育児だけじゃなく、パートナーシップや人間関係でも同じ。
本人に“変わる気”がない限り、外からの言葉では変われない。

「努力してほしい」って気持ちがあっても、
その努力すらできない状態の子もいる。

変わるのは子どもではなく、親の捉え方

私も、以前は「息子を変えよう!」と必死だったけど、
うまくいかないし、ぶつかるしで疲弊していました。

でも、ある時から
「息子を変えようとするのはやめよう」
と決めてから、世界が変わりました。

「ADHDは“個性”だ」と捉えるようにして、
問題行動も「脳の特性」や「誤学習」からきていると理解したら、
感情的にならずに向き合えるようになったんです。

息子の“卒業宣言”から学んだこと

最近、息子が放課後デイで

「悪いことするの、卒業する!」

と宣言してきたんです。

理由を聞いても、「誰にも言わないで」と口を閉ざしたけど、
それでも、自分で決めたという事実がものすごく大きな一歩。

たとえ三日坊主でも、親に言われたからじゃなく、
「自分で決めた」ことに意味がある。

行動を変えたいなら「否定」ではなく「工夫」で

それから私はずっと、こんな問いかけを自分にしています。

  • なんでやる気がないんだろう?
    →どうすればやる気が出るかな?
  • なんでイヤイヤやるんだろう?
    →どうすれば楽しく取り組めるかな?
  • なんで続かないんだろう?
    →どうすれば続けられるかな?

否定ではなく、工夫で関わる。

子どもが変わるためには、
まず親の「見方」や「関わり方」を変えること。

私はそれに気づいて、ようやく
子育てが「少し楽しい」と思えるようになりました。

変わろうとしているお子さんを信じて、
ぜひママ自身の考え方やアプローチも
一緒に見直してみてくださいね。

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