放デイでのトラブルでもやり返さなかった息子|発達グレー児の感情コントロール成長記録
カテゴリー: 子育て・発達障害
はじめに
発達障害や発達グレー児を育てていると、「感情コントロール」に悩む場面は日常茶飯事。今日は、放課後等デイサービス(放デイ)で起きたトラブルにも関わらず、息子がやり返さずに我慢できた、私にとって忘れられない一日を記録します。
放デイでの出来事
お迎えに行くと、先生が申し訳なさそうに近付いてきました。
「今日は1日ですね…」
私:「え!?今日なんかやらかしました!?」
先生:「お友達とトラブルになって、左手首を噛まれてしまって…顔も叩かれて赤くみみず腫れみたいになってしまって…申し訳ありません。」
驚きの報告
普段は息子が誰かを怪我させることが多く、私は内心「やった側じゃなかった…😮💨」とホッとしました。
でも続きがありました。
先生:「ひでとくん、噛まれても叩かれてもやり返さずに我慢していて、すごく頑張っていました。」
思わず「本当ですか!?」と聞くと、先生2人がそろって「本当なんです!私たちもびっくりしました!」と。
“やられたら倍返し”だった息子が…
これまでの息子は、やられたら必ずやり返すタイプ。それが、この日はやり返さなかったというのです。
先生:「本当に言葉で伝えようと頑張っていました。ただ、お友達の方がそれができず、間に入るのも遅れてしまって…。ひでとくんには痛い思いをさせてしまい、本当に申し訳ありません。」
ケロロロボと笑顔
寄ってきた息子の顔にはくっきり手形。左手首にはガッツリ歯形。それでも本人は、先生と作った段ボール製ケロロロボを誇らしげに見せてくれました。
…帰り際、そのロボを先生がうっかり倒してしまい、息子はギャン泣き&先生を叩くというオチ付きでしたが😅(先生が必死に直してくれて、なんとか帰宅)
トラブル相手の子との関係
後から息子に聞くと、相手は以前とても仲良しだった女の子。一時期は距離ができたけれど、最近また仲良くなっていた子でした。
その子も感情コントロールを学び中とのこと。きっと苦しいだろうし、体が先に動いてしまう気持ちは息子を見ていればよくわかります。
だからこそ、2人とも成長してほしいと願いました。
息子をほめたポイント
- やり返さなかったこと
- 女の子を叩かなかったこと
- 言葉で「やめて」と伝えられたこと
「言われてきたことを実行できたのはすごいことだよ!」と伝えました。なぜ頑張れたのかは「秘密」だそうです(笑)
家では荒れても、外では頑張っている
家では相変わらず癇癪を起こすこともあります。でも外ではこうやって頑張っている。だからこそ、できた日はしっかり認めて受け止めたいと思えた一日でした。
まとめ:感情コントロールの成長は一歩ずつ
発達障害・発達グレー児の感情コントロールは、一朝一夕で身につくものではありません。でも、こうした「できた日」の積み重ねが確実に成長につながります。
親としては、その瞬間を見逃さず、しっかりほめて自信に変えてあげることが大切です。



コメント