放課後の居場所づくりで学童を選んだ理由
入学前、児童発達支援で通っていた所以外の放課後デイサービスの空きがなく、私は仕事をしていたため、息子の居場所として学童保育を利用することにしました。
就学前からの準備と最初の様子
学童を利用するにあたって、息子の特性は事前にしっかり伝えました。事前見学もして、息子が騒いだり落ち着きがなかったりすることも話した上で「大丈夫ですよ!」と言われ、安心して春休み中から通い始めました。
通学練習のために歩いて通わせ、本人も楽しみにしている様子でした。「明日も学童ある?」と聞くなど、前向きに通ってくれていた春休み。
1年生になってからの“荒れ”の始まり
しかし、入学式を迎え、1年生が増えて環境が大きく変化。学校生活での我慢やストレスが爆発し、学童が発散の場となってしまいました。
迎えに行くと、先生からはその日のトラブル報告…。お友達からも「ひでちゃんに叩かれた!」など次々に報告を受ける日々に。
保育園が同じだった子たちからの報告が多く、「このままでは学童に居られなくなるかも…」という不安がどんどん膨らんでいきました。
学校への相談と先生たちの協力
あまりに頻繁にトラブルが続くため、担任の先生と特別支援コーディネーターの先生に相談しました。
先生たちは「学童が発散の場になっている」「学童には専門の支援員がいない」という状況を理解し、なんと空き時間に息子の様子を見に行ってくれることに。本当にありがたく、半泣きでした。
退所を決断するまで
それでも毎日「申し訳ありません」と頭を下げ続ける日々。私もメンタル的に限界に近づいていました。
そんな中、第二子を妊娠。前年度に稽留流産を経験していたこともあり、「このままではいけない」と仕事をセーブして息子とお腹の子に専念する決断をしました。
そのタイミングで、息子は学童で大荒れの日を迎えます。このままでは、誰かを怪我させてしまう…。
悩んだ末、私は息子の安全と周囲への影響を考え、学童の退所を決断しました。
保護者からの視線と私の葛藤
退所後も、他の保護者からの視線は痛かったです。お迎え時に距離を取られたり、挨拶されなかったり…。心が折れそうな日もありました。
「もっと早くに診断を受けていたら…」「もっと早くに放デイが見つかっていたら…」
後悔や自己嫌悪の日々でしたが、今振り返ればこれも必要なステップだったと思います。
次回は、退所後に通い始めた新しい放デイでの出来事についてお話しします。



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